
食べこぼし、飲みこぼし、ホコリ、髪の毛など、さまざまな汚れが積もっていくラグやカーペット。
掃除をしてもどうしても不衛生になり、定期的に買い替えることになります。
カーペットが汚れると「新しいものを買わなきゃ……」となりますよね。
私も少し前までそうでした。
ですが、ラグやカーペットを「買わない」という選択肢もあるんです。
ラグ・カーペットを当たり前のように買おうとしていた過去
昨年、部屋を一新するために、ローテーブル、ポールハンガー、寝具類を捨てました。
新しいテーブルはハイテーブルと決めていました。
床に座る生活は、膝に大きな負担をかけます。少しでも身体の負担を減らすために、ハイテーブルと椅子の生活に切り替えることにしました。
テーブルを買い替えるついでに、「カーペットも取り替えようかな」と好みのカーペットも探すことに。
ラグ・カーペットは今すぐ捨てるべき!?
YouTuberさんのおすすめ家具なども参考にしていたところ、マコなり社長のある動画が目に飛び込んできました。
動画のタイトルは「今すぐ家から捨てるべきモノTOP5」。
「いらない」と断言されたラグ・カーペット
マコなり社長…株式会社div代表取締役。登録者約90万人のYouTuber。
マコなり社長は古い価値観や無駄を容赦なく切り捨てます。
ミニマリズムと少し重なる部分もありますが、マコなり社長の場合、生産性・利便性を追求するがゆえの切り捨てですね。
無駄なモノを置かない、利用価値のあるモノはしっかり常備する。
ちなみに、マコなり社長も自家用車の所持について発言されています。
kimamastyle.com
そんなマコなり社長が「捨てるべき」と断言したモノの中に、ラグ・カーペット・マットがありました。

マコなり社長が「家から捨てるべき」と指摘したモノは、
- ローテーブル
- ラグ・カーペット・マット
- 念のために保管している「空き箱」
- 紙の本・漫画・雑誌
などになります。
詳しくは動画をご参照ください。
今すぐ家から捨てるべきモノ TOP5 - YouTube
なぜラグ・カーペットを捨てるべきなのか

動画内で、マコなり社長はラグ・カーペット・マットについて大胆な発言をしています。
『巨大な雑巾を床に置いてるだけです。
家の中に敷物を置くというのはもはや宗教の一種だと思っています』
引用元:「今すぐ家から捨てるべきモノTOP5」
雑巾……とまでは思いませんが、掃除をしてもラグやカーペットは汚れていく一方です。
しっかり時間をかけてラグやカーペットを掃除をする、こまめに買い替えるなら問題ありません。
それができないなら、やはり不衛生ということになります。
ラグ・カーペット・マットがいらない理由
マコなり社長はラグ・カーペット・マットがいらない理由を2つ挙げていました。
汚れを吸収し続けること
『床に敷くものっていうのは、敷いた瞬間からずっと掃除をし続ける。こぼさないように気をつけ続ける。業を背負うことになるんです。得られる便益に対してあまりにも罪が重すぎる』
スリッパ・クッションがあれば困らない
『ラグとか絨毯をひく人って「足が冷たいのが嫌だ」っていう人がいますよね。シンプルにスリッパを履いてください。お尻にはクッションをひいてください。以上です。スリッパやクッションは汚れたら買い替えも簡単です』
引用元:「今すぐ家から捨てるべきモノTOP5」
この2つの理由に加えて、私が個人的に気にした方がよいと思っているのはダニです。
ダニの温床
以前、私は身体中をダニに刺されました。
それまでなんともなかったのに、ある年突然、全身を刺されたんです。
ダニはいつ猛威を振るうかわかりません。
・ダニアレルギーにも注意
また、ダニアレルギーの心配もあります。
アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎などの原因は、7〜8割がダニと言われています。
不衛生な環境だと、いつ発症してもおかしくありません。
カーペットのない暮らしを始めてみた
「部屋にカーペットを敷かない」という観念がなかった私は、マコなり社長の理論に衝撃を受けました。
そして「あ……いらないんだ」と洗脳が解けました。たしかにカーペットは宗教なのかもしれません。
なんでカーペットがあって当たり前だと思ってたんだろう……
なんで床に座るのが当たり前だったんだろう……
と、以前の自分の常識を不思議に思います。
カーペットはこうして私の部屋からなくなりました。
カーペットをやめて良かったこと
無駄な作業がひとつなくなりました。無駄がなくなると、そこに余裕と時間ができます。
掃除がとても楽になる
ラグやカーペットの掃除って大変ですよね。食べかすや髪の毛が絡まって、掃除機で吸い取るのも一苦労です。
それが、今は掃除機すらいらなくなりました。

マコなり社長のおっしゃる通り、カーペットがなければ、クイックルワイパーでサッと床を磨いて、掃除は終わりなんです。
部屋の印象がスッキリする
カーペットがなくなった第一印象は、「部屋が広くなった」でしょうか。床面積が広く感じます。
家具と合わない柄のカーペットを使っていたので、部屋の統一感がなかったのですが、今はだいぶスッキリした印象になっています。
すぐに動ける
ラグやカーペットに座ると、必要以上にくつろいでしまいます。なかなか動き出せずに居座ってしまう……なんてことがなくなりました。
床座りからの「立って、座って」がなくなったので、膝への負担も軽くなりました。
ラグ・カーペットを買う費用が浮く
当たり前ですが、ラグやカーペットを買わないのでその費用は浮きました。
カーペットの汚れ具合によってはシーズンごとに買い替える必要があります。
「カーペットを買い替えたいけどお金が……」と渋っている方は、思い切って「買わない」を選択してみても良いと思います。
テーブルと椅子さえあれば挑戦できます。
カーペットをやめて困ったこと
正直ほぼないです。
椅子があるので床に座る必要もなく、まったく困っていません。
「カーペットがあってもなくても、居心地は変わらない」という感じでしょうか。
一応、ラグ・カーペットのない生活で不安を覚えるとしたら、以下のことがあります。
ラグ・カーペットで床を保護できない
- 食べ物、飲み物をこぼすと直接床が汚れる
- 椅子(家具)を移動するとき、床を傷つけてしまう可能性がある
小さいお子さんやペットがいる場合は、床を傷つけてしまう危険性があります。床を保護する目的でラグやカーペットを敷くご家庭も多いと思います。

部屋そのものを汚したくない、傷つけたくない場合は、敷物はあった方が良いかもしれません。
冬は床が冷たい
素足で床の上を歩くのは当然厳しいですが、スリッパや靴下があれば問題ありません。
ラグ・カーペットの上でくつろげない
ラグやカーペットの上でくつろいだり、ごろ寝したい人は寂しい思いをするかもしれません。
私は椅子があれば特に問題ありません。反対に、ハイテーブルと椅子でお茶する方がくつろげますね。

カーペットがなくてもまったく困らなかった
結論としては、カーペットがなくなっても困ることはありませんでした。
むしろ掃除がとても楽になり、ダニの温床をひとつ潰せて快適です。ダニの撲滅に向け、一歩前進できました。
ラグ・カーペットを無理やり排除しない
ラグやカーペットでの団欒が大切な思い出になることもあります。
また、敷物のない部屋を殺風景に感じる人もいると思います。
洗濯機で洗えるラグマットなどもあるので、無理してラグやカーペットを排除する必要はもちろんありません。

ラグやカーペットを無理やり排除するのではなく、「ラグやカーペットを敷く」という前提を一度取り払ってみてください。
もしかしたら、新しい模様替えの選択肢が見つかるかもしれません。
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