怪しいワードでタイトルを埋め尽くしてしまいましたが、「ぷるぷる気功」という健康法をご存じでしょうか。
全身をぷるぷると揺らすだけの健康法です。
単純ですが、奥が深い功法でもあります。
何をやっても体調が思わしくない人ほど、「ぷるぷる」してみると良いかもしれません。
ぷるぷる気功(健康法)とは
リンク
ぷるぷる気功は、中国の気功師・ 張永祥氏によって日本に伝えられました。
ぷるぷる気功の本当の名前は「震天動地」。
本来は気功師になるための秘伝の功法なのだとか。
門外不出だった「震天動地」を、張永祥さんが人々の健康と幸せのためにと、一般公開されたものが「ぷるぷる気功」です。
ぷるぷる気功の効果
ぷるぷる気功は、「振動」を使って全身に「気」を取り込むとともに、体内の「気」を活性化することができます。
一番の効果は「生命エネルギーを身体中にみなぎらせる」ことでしょうか。
東洋医学や気功で言われる「気」は、生命活動の源となるエネルギーです。
目に見えないのでなおざりにしがちですが、東洋医学では「気」を重要視しています。
「気が不足」すれば、
冷え性、むくみ、胃腸が弱る
倦怠感、風邪をひきやすい
などの症状が出ます。
「気の巡り」が悪ければ精神が不安定になり、「気が上に逆行」すれば頭痛やめまいを起こしやすくなります。
気の量が増えて循環が良くなれば、上記の症状は快方に向かうかもしれません。
何をやっても体調が優れない方は、「気」の視点から自身を調べてみてはいかがでしょうか。
私の場合は「気不足(気虚)」の症状がたくさん出ているので、ぷるぷる気功、やってみる以外の選択肢はありませんでした。
ちなみに美容面では、以下の症状が出るようです。
- 「気が不足」…肌のたるみ
- 「気が滞る」…吹き出物
- 「気が逆行」…シミ、クマ、むくみ
ぷるぷる気功のやり方
こちらの動画がとてもシンプルでわかりやすいです。
www.youtube.com
基本は「リラックスしながら、身体を上下にぷるぷると振動させる」だけです。
本来は「変性意識に持っていく」「邪気を抜く」など、ちょっとオカルティックなテクニックを要するようですが、ここまで本格的にやらなくても「健康法」としては十分活用できそうです。
大切なのは振動です。ぷるぷるです。
けっこう難しい「ぷるぷる」
一見、簡単そうな「ぷるぷる気功」ですが、両手・両足・全身を同時にぷるぷるするのはかなり難しいです。
私のように体幹が弱いと、縦に揺れながら前後左右に身体がグラついてしまいます。
そして何より気功は「リラックス」が大事だそうです。
私は気がつくと身体が強張っている人間なので、これも難しい……。つい力を入れてぷるぷるしてしまいます。
リラックスしながら、下半身がグラつかないように、リズミカルにぷるぷる……難しいです。
まずはぷるぷるしながら一緒に下肢を鍛えていくつもりです。
どれくらい「ぷるぷる」する?
効果を出すには、5〜10分くらいぷるぷるすると良いと言われています。
張永祥さんは、ご著書で「15分もあればできる」と記述されているので、頑張れる方は15分以上に挑戦してみると良いかもしれません。
「ぷるぷる」すると「気」がわかる
体調や美容効果の実感には時間がかかるようですが、10分くらいぷるぷるすると、素人の私でも「気」を感じることができます。
痺れとは違う優しい「ピリピリザワザワ……」という感覚が全身を巡ります。
ぷるぷる気功は、簡単に気を感じられる功法でもあるそうです。
※気の体感は人それぞれなので、ピリピリしない方もいるかもしれません。
このピリピリする手で患部に触れるとさらに良いそうですが、実際のところどうなんでしょうか。
ぷるぷるした後に、私は両手を頬に当てています。美容効果に期待。
ぷるぷる気功で変化したこと
私は30分ぷるぷる気功をしています。
毎日30分ぷるぷるして驚いたのですが、むくみが取れて、翌朝の足が細くなります。
振動マシン(ブルブルマシーン)に乗るとトイレに行きたくなったり、足が細くなるそうですが、同じ原理でしょうか。
「ぷるぷる」すると良いのは何故?
なんで「ぷるぷる」なのか。
「気を身体に取り込むため」という漠然とした理由の他にもいろいろとあるようです。
体内静電気を活用!?
張永祥さんのご著書「ぷるぷる健康法」にこのような記述があります。
振動させ、細胞と細胞を摩擦させると、静電気が生じる。静電気は体のなかを走り、体を調整する。電気が体中を巡るから、体が熱くなってくるのである。(途中略)振動によって、体のなかの悪いものは全部下に下りる。
引用元 : ぷるぷる健康法
以前、アーシングの記事を上げたので、「体内静電気を使うの!?」と、一瞬戸惑いましたが、電気も「気」ですね。良くないのは「過度の帯電」と「放電」でした。
自家発電をして身体を温めたり、電気が身体を巡ること自体はむしろ健全で、大切なことなのですね。
kimamastyle.com
細胞の振動(周波数)を整える
とても興味深いのが、「ぷるぷる」と細胞の周波数の関係です。
人体を構成する六十兆個の細胞が無秩序な状態になっていると、病気になりやすい可能性があります。
気功ではその無秩序の状態を「経絡が乱れている」と表現します。
そうなると気の流れが悪かったり、気不足が生じて健康状態が崩れます。
そのための最善の方法がぷるぷる気功です。
バラバラな振動(周波数)を持つ細胞を同じ方向に揺らすことで、身体の周波数を統一にする。
引用元 : 遠隔気功研究所公式サイト
気功における「経路の乱れ」は、細胞の周波数の乱れでもあると……?
元気な細胞、古い細胞、病気の細胞など、さまざまな周波数を持つ細胞の振動を一斉に整えるわけですね。
イメージングは苦手ですが、「全細胞に同じ振動を与える」ことは意識してぷるぷるしています。
「ぷるぷる」は水にも利用できる
「ぷるぷる健康法」には、体に良い水の作り方も載っています。その過程に、水を「ぷるぷる」と振る作業があるんです。
最近になって、化学の分野では、水は汚れるにしたがっていわゆる「クラスター」とよばれる粒を形成することがわかってきた。裏返せば、よい水であればあるほど、この「クラスター」が小さい。
だから、粒状になった「クラスター」を、ぷるぷる振動させることによってより細かくし、健康で綺麗な水にするのである。
引用元 : ぷるぷる健康法
人の体も多くの水分でできています。「気」だけでなく、「ぷるぷる」は身体を巡る「気・血・水」すべてをバランスよく整えてくれるのかもしれません。
形式や時間にこだわりすぎず、こまめに身体をぷるぷるするだけでも良いのかな、と思っています。
元気になるにはまず「ぷるぷる」
「西洋医学と東洋医学、どちらにも偏見を持たず、バランス良く活用する」を信念としていますが、最近は「気(エネルギー)の不足や停滞が根底にあると、体調の回復は難しいのでは??」と思うようになりました。
まずは「気」から改善していくことにします。
健康な方も、元気の底上げとして「ぷるぷる」してみてはいかがでしょうか。
ぷるぷる気功の注意点
最後に注意点を挙げておきたいのですが、ぷるぷる気功は膝に負担がかかります。
膝が悪い方は、椅子に座ってぷるぷるしたり、他の養生気功を試してみると良いかもしれません。
本格的な「気功」寄りのぷるぷるがしたい方は、張永祥さんのご著書をご参照ください。
体によい水の作り方、除霊の仕方などについても書かれています。