ミニマリストではありませんが、床で寝るようになりました。
平床(へいしょう)で寝る健康法をご存じでしょうか。
硬い平床に仰向けで寝ると、重力によって次第に背骨(脊柱)のゆがみが矯正されていくそうです。日本では西式健康法が有名ですね。
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今回は床で寝るようになって感じた身体の変化、注意点などをまとめてみました。
なんとなく床で寝る生活をスタート
昨年9月、マットレスとすのこベッドを処分したタイミングで、床で寝る生活を始めてみました。単身者だと引き止める家族がいないので、こういう無謀な?チャレンジはやりやすいです。
床に直寝は衛生面を考えても難しく、断熱シートとシーツを敷いています。
床で寝るようになって改善したこと
背骨が矯正される。姿勢が良くなる。とのことですが、今のところ劇的に改善された感覚はありません。効果がないのか、時間がかかるのか、まだわかりません。
ただ、床で寝てみて感じたメリットはいくつかあります。
起床時、きしむような身体の痛みがなくなった
マットレスで寝ていたとき、肩から背中にかけてきしむような痛みが毎朝ありました。それが今は皆無です。
床寝を始めてから3日ほど腰の違和感を感じたのですが、それ以降はおさまって今は無痛。「ゆがみが改善した!」と胸を張って言うことはできませんが、これはありがたい改善点です。
肩こりが軽減された
肩こりが完治したわけではありませんが、だいぶ楽になってます。肩こりで眠れない日もなくなりました。今後も軽減していってくれればありがたいです。
朝までぐっすり眠れるようになった
寝起きが良くなった
夜中に何度も目覚めるのが当たり前でしたが、今は朝までしっかり眠れています。布団に入って気がつくと朝だったケースが多いです。快眠には一役買ってくれてますね。
毎日床掃除をするようになった
敷布団がないので、シーツを洗うだけ。ダニの心配がない
埃やゴミが落ちている床に横になるのはさすがに気持ち悪いです。面倒でもフローリングを毎日サッと磨くようになりました。
敷布団やマットレスを使わないため、寝具はこまめに洗えるもののみ。清潔な環境で眠ることができます。
敷布団、マットレスを買うお金が浮く
敷布団やマットレスの買い替え、質や値段に悩むことがなくなりました。
床で寝るようになって困ったこと
床で寝る生活、もちろんメリットばかりではありません。
寝所がくつろぎの場所ではなくなる
しっかり寝てパッと朝起きる!シャキッとした生活を送りたい方にはおすすめですが、寝転んでのんびりとくつろぐスペースではなくなります。とにかく床が硬いので。
長時間床で眠ると身体が痛くなる
7〜8時間くらいなら床で寝ていてもまったく問題はありません。ですが、1日中床で寝ていると、さすがに背中や腰が痛くなります。寝返りをうったり、起き上がることすら苦痛になります。
体調を崩したとき、休養を取らなければならないときのために、布団は捨てないでおく、または、ごろ寝ができるマットを常備しておくと良いかもしれません。
冬の床は冷たくて身体が冷える
当たり前ですが、冬の床はとてもヒンヤリしています。横になると、体温が奪われていくようです。
私の場合は、下半身、特にふくらはぎが冷えて、下手すると冷えで眠れなくなります。対策として、断熱シートを敷き、布団やシーツはあらかじめ布団乾燥機で温めてから使っています。
床で寝る生活はやってみる価値あり
デメリットは多少ありますが、身体を整えて、健全な寝起きができる方法の一つとして「床で寝る」はアリだと思います。寝起きの身体の痛みがなくなったので、私はこれからも続けていきます。
普段、床に寝転がって過ごせる方は耐性があるかもしれません。一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
直接床に寝るのが気になる場合は、専用の折り畳み式平床寝台がおすすめです。
床で寝る生活の注意点
私は床で寝る生活に適応できましたが、腰痛持ちの方、身体がかたい方の中には、床寝で痛みが悪化してしまうケースも。違和感を感じたらすぐに床で寝るのをやめましょう。
せっかくリラックスできる睡眠の時間で、無理に修行をすることはありません。他にも身体のゆがみを改善する方法はありますし、身体の悩みに対応したマットレスもあります。私の身内はマットレスを変えてから腰痛が改善されました。
平床の健康法にこだわらず、それぞれに合った睡眠スタイルを見つけていくのがきっとベストです。